【ちょっとおすすめ】 山登りで長野県によく行きますが、他にも「安曇野ちひろ美術館」へ何度か立ち寄ったりもします。今年が生誕100周年を迎えるいわさきちひろは、独特の色使いで花や子供の水彩画を沢山描き、その作品を見られた方も多いかと思います。 作者の両親が第2次世界大戦後に開拓農民として移植した北安曇郡松川村に建つこの美術館は、原画を直接見ることのできる部屋や世界の絵本と資料が集められた部屋など5つの展示室の他、雄大な北アルプス山脈の見える屋外にも芝生を引き詰めた素敵な空間が広がり、訪れる度に作品の持つ優しさと温もりが伝わってきて癒されます。 また、作者が最後の22年間を過ごした東京都練馬区石神井の自宅兼アトリエ跡にも「ちひろ美術館・東京」があります。 何かの用事で近くに行かれた時には、ぜひ立ち寄られてはいかがでしょうか。
【編集後記】 日大アメフト部の危険タックル問題が未だに世間を騒がせています。当事者の日大選手が会見を開き、監督とコーチから指示された経緯と苦悩を克明に語ったのに対し、監督とコーチは「受け取り方の乖離」として責任を選手に擦り付ける態度に終始し、日大当局は権力者でもある監督らを庇い続けました。 権力者による問題が発覚すると取り巻きが「忖度」して事件のもみ消しを図る…これは安倍首相を巡るモリカケ疑惑等の構造と一緒です。もっとも日大の監督らは関東学生アメフト連盟から除名されましたが、安倍首相は大阪地検特捜部の「忖度」や官僚の隠蔽工作が続けられて首相の座に留まっています。 いつまでモリカケ…との意見もありますが、今も新聞に「首相がいいねと言ったから2月15日は獣医学記念日」等の俳句が載るように、まだまだ世間の関心は高いようです。