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  組合ニュース 【平成31年1月号】 ナニワ企業団地協同組合
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ちょっとおすすめと編集後記

【ちょっとおすすめ】
 山登りやスキーで毎年訪れる長野県で、前回ご紹介した「安曇野ちひろ美術館」と合わせてお勧めしたいのが「無言館」と「松代象山地下壕」です。
 上田市古安曽郊外の山間に建つ「無言館」は、先の日中戦争や太平洋戦争に出征して戦死した画学生の遺作や遺品が展示され、すぐ近くにある「信濃デッサン館」と共に、夢絶たれて帰らぬ人となった若き芸術家の作品を通して戦争と平和について静かに問いかけています。
 また、長野市松代の町中にある「松代象山地下壕」は、太平洋戦争末期に軍部が本土決戦と国体護持のために計画した地下軍事施設群の一つで、松代大本営地下壕が閉鎖された今は見学可能な貴重な遺跡で、すぐ横にある「もうひとつの歴史館・松代」では当時の朝鮮人労働者や慰安婦などに関する資料も展示され、歴史的事実を知るのに大変役立ちます。


【編集後記】
 昨年の世相を表す漢字は「災」でした。猛暑、豪雨、地震、台風などの災厄に次々と襲われ、組合事業所の大半が被害を受けました。災害列島の日本で国民の生命と財産を守る政治の責任は重大ですが、安倍首相らは西日本豪雨で多くの命が奪われている最中に宴会に興じ、松井知事と吉村市長は台風21号の被災者そっちのけでカジノ万博誘致に外遊するなど、天災と言うよりは人災と言うべき有様で、国民を顧みずに暴走を続ける今の政治こそ最大の災難です。
 組合では、これまで震災に備えて非常時用備品の備蓄等をしてきましたが、台風21号直撃の翌日から組合事業所の罹災状況の聞取り調査や組合員集会を行い、災い転じて福となるようあらゆる場合を想定した防災・減災の取組みを強めています。
 組合員の皆さんの無病息災を祈念し、今年もよろしくお願いいたします。


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