【ちょっとおすすめ】 山梨県周辺を舞台にキャンプ場での各種アクティビティや野外調理などといったアウトドア趣味の魅力と、それを無理のない範囲で楽しく満喫する女子高生たちのゆるやかな日常を描いた作品です。近年のキャンプブームをけん引する作品であり、冬場のキャンプやソロキャンなどの存在を広めました。登場する道具や知識に目を惹かれ「こんな便利な道具があるのか!」「調理して食べてみたい!」といったものが沢山あり、大変面白く、とても参考になります。 キャンプに興味があるけれど何を用意すればいいか分からないといった方にも、作品内で分かりやすく紹介されているのでおすすめの作品です。興味がありましたら是非ご一読ください。
【編集後記】 白血病の判明から2年2か月。池江璃花子選手が競泳日本選手権の100mバタフライで優勝しました。選考基準の記録も破り、五輪代表の座をつかみとりました。2年前の今頃は病室にいました。抗がん剤の治療で、激しい吐き気や頭痛、高熱に見舞われ、体力や筋力、これまでトップ選手として積み上げてきた多くのものを失い「生きることさえしんどい」と落ち込む日もあったといいます。退院してからも体調は一進一退で、最初は懸垂や腕立て伏せも体が上がりませんでしたが、これまでになかった「泳げる幸せや楽しさ」を感じながら、苦しいトレーニングに励んだ日々でした。 病からの奇跡の復活と、レース後のインタビューでの「すごくつらくてしんどくても、努力は必ず報われる」という彼女の言葉は、夢や目標に向かって頑張るこどもたちや、逆行に立ち向かう多くの人たちを勇気づけたことでしょう。