【福岡県東峰村視察研修を実施】
4月16日、経営対策委員会企画の視察研修で福岡県朝倉郡東峰村を訪れました。
東峰村は平成29年7月、集中豪雨により河川氾濫や土砂災害による大きな被害を受けた地域です。現地では東峰村ツーリズム協会の小野会長と被災地を巡り、当時の様子について話を伺いました。
被災当日の朝は大雨の予報はなく、午後から突如と大雨警報に切り替わり、その後9時間で743ミリという記録的な豪雨に見舞われました。この集中的な豪雨により山崩れが発生、橋に流木が引っかかることでダム化して氾濫が起き、濁流が民家や温泉施設をのみ込んで押し流したといった想像を絶する内容でした。特に被害の大きかったJR日田彦山線の筑前岩屋駅周辺は今でも大きな爪痕が残っており、被害の大きさを垣間見ることが出来ました。
東峰村は毎年村の約半数以上が避難訓練に参加し、防災を日頃より意識されているとのことです。「何故逃げなかったのかと言う人が多いが、実際は高齢者に逃げる手段がなくその場に止まらざるを得ない。だからこそ隣近所がサポートする体制が必要だ。災害は山や川があるだけでなく、ミサイルや地震などによりどこで被災してもおかしくないことを念頭に、常に心構えをしておく必要がある」と語り、訓練等の実施の重要性を強く訴えられました。
見学と経験談から、大変多くを学ぶことができました。
【経営アンケートのご報告】
毎年4月に行っている経営アンケートを実施し、102事業所より回答をいただきました。
今回の結果では、コロナウイルスによる状況は依然として大きな変化はないものの、昨年度よりも受注が増えていると答える事業所が増えた結果、先行きはやや明るいとの回答が増えました。一方で、コロナウイルスの影響による鋼材の高騰に加え、ロシア・ウクライナの戦争による燃料高騰、半導体不足による材料の高騰が挙げられ、先行きが暗いと感じる方も同様に増えています。その他、従業員がコロナウイルスに感染した場合、隔離期間中の製造現場の停滞、受発注延期等の影響が発生してしまうため、コロナウイルスが事業に与える影響はまだまだ大きい状況です。直面する課題では、原材料の値上がりを訴える回答が全体の約7割となり圧倒的に増加しています。原材料の値上がりを必ずしも転嫁できない状況が売上減を招き、頭を抱える状況となりました。その他、人材不足・人材育成、総売り上げの減少は例年の課題となっています。
詳しくは組合ニュースに同封の報告書をご参照ください。
【団地パトロール】
4月18日、路上駐車に対する啓蒙活動として、団地パトロールを実施しました。以前より、企業団地内道路で長時間の路上駐車が増えており、荷物の搬入・搬出に不要な時間がかかる等の苦情が寄せられています。
路上駐車は近隣事業所に迷惑をかけるだけでなく、交通事故を引き起こす一因になります。事故が起き、路上駐車側にも一定の責任が認められる場合もあり、運転手個人だけでなく会社にも過失責任が問われるケースもあります。組合の駐車場一時貸しや近隣の駐車場を利用していただき、路上駐車を減らすため、ご協力をお願いいたします。
|