【津波防災研修を実施】
10月19日、経営対策委員会は和歌山県有田郡にある稲むらの火の館を13名で訪問し、館長崎山光一氏による濱口梧陵氏の功績の伝承、3D映像による学習等が行われ、津波発生時の対応や避難等の津波防災について学びました。
濱口梧陵氏の伝承では、1854年に発生した安政南海大地震による津波の被害から村人を守るため、藁に火を付けて回ることで人々に避難場所を示したとされています。津波から命を救えるかは、情報伝達の速さが関わっているという教訓を残した偉大な方であることが伺えました。
3D映像による学習では、2011年に発生した東日本大震災から「釜石の奇跡」について取り上げられました。釜石の奇跡とは、釜石市の小学生約570人が全員無事に避難をしたことを指し、避難の背景には「想定にとらわれるな」「最善を尽くせ」「率先避難者になれ」の津波避難の3原則による津波防災教育が生かされたことです。ハザードマップに記載されている警戒情報はあくまで予想であるため、安全と判断される場所であっても決して油断をしないことが大切です。また、津波が来たら家族や友人にかまわずに逃げるということですが実際には非常に難しいことだと思います。しかし他者を心配して待つ間に逃げ遅れてしまい命を落とした方が多いのが事実です。どの場所を目指して逃げるか、家族・友人とばらばらに避難をしても合流が出来るように予め「避難のルール」を定めておき、1秒でも早く自らの判断で高台へ避難することこそが大切な命を守ること、生活を守ることの備えであることを本研修から学ぶことができ、有意義なものとなりました。
【放水訓練を実施】
9月26日、第2団地C水槽にて7名の参加で放水訓練を行い、大型消防ポンプ設置の意義、ポンプのエンジンの始動方法・ホースのつなぎ方の説明の後、設置された的に向けて実際に放水していただきました。
第2団地内に3ヶ所設置された防火水槽で毎年行っていますので、ぜひ皆さんご参加ください。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
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